親の愛情とは

愛や愛情といったあやふやにも思える言葉は、子育て中の夫婦だけではなく、人間の永遠のテーマになっているともいえます。愛情が足りないから子育ても上手くいかない、と言われても、その愛情とは何なのか明確に定義付けられるものではないために、もしも間違った解釈をしていたら子育ても間違った方向へと進んでしまいます。

愛とは何か考えてみましょう。愛とはすなわち、相手を分かろうとする心ではないでしょうか。子育て中の大人ならば、理性的に子ども糾弾することも可能ですし、感情に任せて怒鳴りつけることも、力任せに屈服させることも、あるいは無視して自分の好きなことだけに逃げ込むこともできてしまいます。しかし、いくら自分の子どもとはいえ、相手は一人の人間であって親の家畜でも小間使いでも玩具でもありません。

子どもの行動にイライラしていたとしたら、それは親自身が相手に価値観を押し付けているだけであり、相手のことを分かろうとしていない、もしくは分かったつもりになっているだけであると自覚しましょう。子どもへの愛情とは、子どもの気持ちを分かってあげようとする心そのものです。子どものためにお金の心配をすることは親の義務であって、愛情ではありません。